どんなことも二人で乗り越えて

オレの正体

次の日、オレはいつも通りに登校。カバンを机にかけてぼーっとしていると…
「晴昭ーっ!!」
と異常にテンション高めな尚人がオレに駆け寄ってきた
そのテンションの高さを見れば昨日何があったかくらい察しは付いた、俺は作った笑顔と猫なで声でこう訊ねた
「尚人様っ、何があられたのですか?」
「うわきもっ…じゃなくて!これ見てよ」
尚人が俺に自分のケータイを突き出す

…見て俺は昨日に引き続きまた呆然。
ディスプレイに広がるのは優しい文章に添えられた顔文字や絵文字の数々…女子力高くないか!?
「信じられないね。」
「だろ!!でもこれが本当なわけだよ」
鼻息をならし何故かどや顔を俺に向けてくる尚人
そこで一つの疑問が頭に浮かんだ
「何、お前遥香のこと好きなの?」
「そりゃまあ…お近づきにはなりたいわな」
おお…まさかのマジな返答
何かうらやましいよな…人を好きになれるとかマジで。
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