恋の気持ち
入学式が終わり他の生徒が教室に戻った後、私と生徒会長は記者さんからの質問に答えていった















記者1「七瀬さん!ご入学おめでとうございます。」











「ありがとうございます…」









記者2「美男美女のお二人ですね~」














「いえいえそんな…」「当たり前ですよ」









まさかのかぶった…









あ、もちろん会長が「当たり前」って言ったんだよ?









な・ん・かムカつく!!












今のナルシスト発言…











まぁ、カッコイイからしかたないけどさぁ…










少しは謙遜しろよって感じ












まぁ、私は可愛くも何ともないんだから人の事なんて言えないけど













記者3「入学式はどうでしたか?」














「今回の入学式はとても良かったですね!会場はとても盛り上がっていましたし」














記者1「そうでね!やはりこの学校は素晴らしい学校だと改めて感じられました」










「ははは(笑)ありがとうございます!」












・・・















どう会話に入っていったらいいのか分からないから、会長と記者さんたちで会話が盛り上がっていくのを横で見てるしかできない…













会長は笑顔を振りまいている











てか、会長ってあんな爽やか口調だっけ?












さっきのステージでは暴言吐きまくりだったけど…















やっぱ、さっきは怒っててあんな口調になってしまってただけだよね?















うん…きっとそうに違いない











なんて勝手に思っていた













記者4「では、最後に記事の写真を撮りたいので、お二人にそこに立ってもらって良いですか?」









記者さんたちにいわれて、会長へと近づく











数枚写真を撮った後、記者さんたちと先生たちが体育館から出ていった













つまり、体育館には私と会長の二人だけ













「今日はありがとうございました…えっと、これからよろしくお願いします!」












にっこりと笑って見せた
















「………///まぁな……」









……ん?あれ?












会長の顔ほんのりと赤い?












「おまえ…確か七瀬花恋って言ったよな?」






は?いきなり何?と思いながらも答えを返す








「はい…そうですけど?」
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