出会い系ランニング
鼓動は収まりきらないけど、聞こえないからいいや!
意を決してコンビニまで戻ると、彼女は同じ格好でタバコをふかしていた。
うん、やっぱり綺麗な顔してる。
それに不思議な髪型してる。
「こんちはっ」
俺は彼女の横に座り、目いっぱい明るい声で話しかけた。
彼女は、いかにもランナーって格好してる俺をチラッと見て、無表情で軽く会釈した。
なんか俺はもう嬉しくなっちゃって、そんなハズあるわけないのに、彼女も俺のことわかってくれてるような気がしちゃったんだ。
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