出会い系ランニング
会いたい一心でこの一週間毎日ランニングしていて、毎日彼女に会えていた。
ちょっとした話をして、コンビニから手を繋いで家の近くまで送るだけだったけれど、楽しくて仕方なかった。
彼女はあんまり笑わないけれど、毎日俺を待ってくれているらしいところからして、表情に出すのが苦手なだけで彼女も楽しみにしてくれているのだろうと勝手に思って嬉しかった。
笑美は17歳で、高校3年生。
高3なら俺の妹と同じだ。どこの高校か聞いたけれど、教えてくれなかった。
学校には行ったり行かなかったりらしい。出席日数とか大丈夫なのかな?
趣味は絵を描く事なんだって。
「今度、絵を見せてよ」
って言ったら、即答で
「無理」
だった。
「え〜、お願いだからっ」
テレカを受け取ってもらった時からして、笑美はきっと押しに弱い。優しいのだと俺は勝手に思ってる。
「‥家に来るのは無理だから、持って来るよ」
「やった!ありがとう」
ほら、やっぱり優しい。
俺はこういう時に、ここぞとばかりにスキンシップしている。
この時も笑美の両手を取って、大袈裟にブンブン振った。
ちょっとした話をして、コンビニから手を繋いで家の近くまで送るだけだったけれど、楽しくて仕方なかった。
彼女はあんまり笑わないけれど、毎日俺を待ってくれているらしいところからして、表情に出すのが苦手なだけで彼女も楽しみにしてくれているのだろうと勝手に思って嬉しかった。
笑美は17歳で、高校3年生。
高3なら俺の妹と同じだ。どこの高校か聞いたけれど、教えてくれなかった。
学校には行ったり行かなかったりらしい。出席日数とか大丈夫なのかな?
趣味は絵を描く事なんだって。
「今度、絵を見せてよ」
って言ったら、即答で
「無理」
だった。
「え〜、お願いだからっ」
テレカを受け取ってもらった時からして、笑美はきっと押しに弱い。優しいのだと俺は勝手に思ってる。
「‥家に来るのは無理だから、持って来るよ」
「やった!ありがとう」
ほら、やっぱり優しい。
俺はこういう時に、ここぞとばかりにスキンシップしている。
この時も笑美の両手を取って、大袈裟にブンブン振った。