出会い系ランニング
何をするでもなくいつものように部屋でともちんと過ごしてる内に、夕飯の支度が出来たとお母さんに呼ばれた。
「とも君食べてくでしょ?」
ともちんと一緒にリビングに降りると、当たり前みたいにお母さんが言う。
料理好きで食べさせたがりのお母さんは返事聞く前にしっかりともちんの分も準備してある。
「あ、はい」
ともちんも慣れたもので遠慮せず一緒に夕飯になった。
お母さんは大抵夜遅いお父さんを待っているから、俺と妹とともちんの3人で食べる。
「彼女何歳?」
妹がちょっとニヤけながらエミの事を聞いてくる。
なんだよー、聞いちゃう?
「17だって」
「え、あたしと一緒?何校?」
それ聞いたけど教えてくれなかったんだよね‥。
「まぁ、まぁ」
俺は笑って適当に誤魔化した。
まだまだエミの知らない事、沢山ある。
これからもっと沢山話をしたい。
彼女がいるって最高!
御飯を食べながら、上機嫌でニヤけ笑が止まらなかった。
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