出会い系ランニング
それからエミは度々家に来るようになった。
最初は夕方俺が学校から帰ると、家の横からひょっこりとエミがいつものグレーのスウェット姿で現れてビックリした。
「あれ、来てくれてたの?」
玄関のドアノブを握ったけど動かない。
「いつから待ってたの?」
「ちょっと前」
鍵を取り出して鍵を開ける。
「ゴメンね、入って」
約束はしていなかったけど、歓迎モード全開の笑顔でドアを開けて家に通した。
リッキーがリビングで開けてくれって吠えてる。
「リッキー」
俺が呼んで開けてやったのに、真っしぐらに向かったのはエミの方で笑った。
女の子が好きなんだから、まったく。
リッキーと遊んでる内に妹が帰って来た。
「ただいまー」
エミはハッとしたように時計を見て
「帰る」
って玄関に向かった。
そういえば外で会ってた時も18時台には帰ってた。
まるで19時のシンデレラだ。
「送ってくよ」
帰りは近所を走ってから帰ろうとランニングシューズを履いて、エミと手を繋いで家の近くまで送って行った。
最初は夕方俺が学校から帰ると、家の横からひょっこりとエミがいつものグレーのスウェット姿で現れてビックリした。
「あれ、来てくれてたの?」
玄関のドアノブを握ったけど動かない。
「いつから待ってたの?」
「ちょっと前」
鍵を取り出して鍵を開ける。
「ゴメンね、入って」
約束はしていなかったけど、歓迎モード全開の笑顔でドアを開けて家に通した。
リッキーがリビングで開けてくれって吠えてる。
「リッキー」
俺が呼んで開けてやったのに、真っしぐらに向かったのはエミの方で笑った。
女の子が好きなんだから、まったく。
リッキーと遊んでる内に妹が帰って来た。
「ただいまー」
エミはハッとしたように時計を見て
「帰る」
って玄関に向かった。
そういえば外で会ってた時も18時台には帰ってた。
まるで19時のシンデレラだ。
「送ってくよ」
帰りは近所を走ってから帰ろうとランニングシューズを履いて、エミと手を繋いで家の近くまで送って行った。