出会い系ランニング

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試験前だけれど、笑美と会える時間は限られてるから勉強はそれから。
学校が終わって帰って、笑美が来てないかランニングシューズを履いて走って出かけた。
コンビニで見つけた笑美は、店の横の日陰で壁に背中をもたれて座り込んでなんだかぼうっとしてる様子だ。
「笑美っ」
意識して元気目に声かけて笑美の向かいに座る。
笑美はチラッと向けた視線をすぐに外す。
「‥何かあった？」
心配になって聞いたけど、笑美は
「別に」
って下を向いた。