RealGameー恐怖は終わらないー
そう聞くと、「なんか、このまま帰るのもったいなくねぇ?」と、怜央が言った。


「え?」


確かに、雨も風もやんで、学校は休み。


しかも、今は怜央と2人きりだ。


すると、怜央がポケットからあの遊園地のチケットを取り出した。


「今から、行く?」


「え、今から?」


あたしは何度も瞬きを繰り返す。


遊園地はここから車で20分くらいの場所。
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