RealGameー恐怖は終わらないー
行けないほど遠い場所ではないけれど、まさか今日行くことになるなんて思っていなかった。
「ほら、遊園地の近くまでいくバスがもうすぐ来るけど。どうする?」
怜央は小首を傾げ、チケットをヒラヒラとふってみせた。
「……行きたい」
あたしは小さくそう答えた。
「じゃ、決まり」
怜央はあたしの頭をなでて笑ったのだった。
「ほら、遊園地の近くまでいくバスがもうすぐ来るけど。どうする?」
怜央は小首を傾げ、チケットをヒラヒラとふってみせた。
「……行きたい」
あたしは小さくそう答えた。
「じゃ、決まり」
怜央はあたしの頭をなでて笑ったのだった。