RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

怜央と2人でバスに乗ることは初めてで、20分という移動時間はあっという間に過ぎて行った。


すごく新鮮な気持ちでバスを下り、2人手をつないで遊園地まで歩く。


遊園地の入り口は何十人かのお客さんの列ができていて、それは午後から天気がよくなった事が要因だと思われた。


「このチケット、フリーパスなんだね」


あたしは自分のチケットを取り出してそう言った。


「あぁ。だから本当は丸一日遊べる日でもよかったんだけど。思い立ったが吉日って言うだろ?」
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