RealGameー恐怖は終わらないー
そんな場所へ自分からノコノコ出ていくなんて、考えただけでも恐ろしい。


でも、近い将来必ずあたしの目の前に殺人犯は現れるはずだ。


学校の近くということは、あたしが学校に行っている時間帯の可能性が高い。


そうなると、他の生徒を巻き込むことにもなりかねないんじゃいだろうか?


「芹香、大丈夫?」


考えている間、随分怖い顔をしていたのだろう、和花が心配そうにあたしの顔を覗き込んできた。


「大丈夫。和花、付き合ってくれる?」


そう聞くと、和花はニッコリと笑い「もちろん」と、言ったのだった。
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