RealGameー恐怖は終わらないー
「芹香の言っていたゲームの事、本当だったんだね……」


「うん……」


「あたしと芹香は一緒に逃げていたのに、犯人は迷わず芹香を追いかけていった」


「あたしのせいで和花が傷つかなくてよかった」


そう言うと、和花があたしの手を握りしめてきた。


「信じてなくて、ごめん」


「……ううん」


「怜央君にも、あたしからちゃんと説明してあげるよ」


「本当に!?」
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