RealGameー恐怖は終わらないー
病院の冷たい床に落ちた携帯電話は、その勢いでバッテリーが外れて飛んで行ってしまった。


でも……画面はついたままなのだ。


和花が携帯電話をそっと取り上げると、そこには【レベル4 プレイ】という、いつもの文字が表示されていた。


「うそ……携帯、動いてる」


「芹香、これ、本当にヤバイよ。きっとこのゲームこの世のものじゃないんだよ」


「そんなこと、あるはずない……!」


「でも、あり得ないことが次々起こっているんでしょう?」
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