RealGameー恐怖は終わらないー
その足は、恐怖でナマリのように重たくなっているのだ。
歩こうとしても、1歩も歩ける状態ではない。
「ちょっと待ってて、車いすを借りてくる」
「いや!芹香置いて行かないで!!」
「大丈夫、すぐに戻るから」
叫ぶ和花を置いて、あたしは車いすを取りに行ったのだった。
歩こうとしても、1歩も歩ける状態ではない。
「ちょっと待ってて、車いすを借りてくる」
「いや!芹香置いて行かないで!!」
「大丈夫、すぐに戻るから」
叫ぶ和花を置いて、あたしは車いすを取りに行ったのだった。