RealGameｰ恐怖は終わらないｰ

「……こんなの、似合わないよ」


「え？」


思わず口走ったあたしの言葉に、怜央は目を見開く。


「和花はこんな綺麗な死にかたをしていない！　苦しんで、口から血を吐いて、目を血走らせて死んだのよ！」


叫ぶように言いながら、あたしはバンッと自分の机を叩いた。


「芹香、落着けよ」


怜央があたしの肩をつかみ、クラスメイトたちの視線を浴びる。


でも、あたしは止まらなかった。