RealGameー恐怖は終わらないー
「うわっ!?」


怜央が一瞬飛び上がり、その拍子に携帯電話がコンクリートの上に落ちた。


あたしは落着いてそれを拾い上げる。


画面上には【ゲームクリア】の文字。


「なんで動いてんだよ、それ……」


画面を見つめて、怜央が呟く。


「いつもこうなの。こちらの意思に関係なく、ゲームが勝手に動き始める」


そう説明しながら、あたしは画面を下へスクロールした。


まだ、文字が続いているようだ。
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