RealGameー恐怖は終わらないー
その扉が勢いよく開いたのだ。


廊下側からしか開かないようにできている扉は強引に壊され、バラバラと木くずが落ちてくる。


「きゃぁ!」


悲鳴を上げ、怜央の腕にしがみつく。


やっぱり、【悪魔】は屋根裏に潜んでいたのだ。


「誰だ!?」


怜央があたしの前に立ちはだかる。


その向こうに、汚れた白い服を着た見知らぬ男が見えた。


あれが悪魔……!?
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