RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

1日でいろんなことが起こりすぎたあたしは、気がつけばリビングのソファで眠っていた。


さすがに自室で寝起きする気にはなれず、しばらくは2階へあがる事さえ憂鬱に思うだろう。


ふと目を覚ますと窓の外は真っ暗だった。


頬には涙が乾いた後の皮膚の引きつりがあった。


目を覚ましてすぐに怜央の事を思い出し、そして和花の事を思い出した。


そしてまた涙があふれてくる。


みんなが犠牲になっていく。


なのに、あたしはこうして家にいる。
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