RealGameー恐怖は終わらないー
自分が普通に生活をしていることさえ、嫌気がさしてくる。


いっそ死んでしまいたい。


あたしが死ねばゲームオーバーだ。


そんなゆがんだ思いがふつふつと湧いてくる。


その時だった。


こんな真夜中なのに、携帯電話が震え始めた。


あたしはテーブルに置いてあった携帯電話に手を伸ばす。


そして、表示されている文字にハッと息を飲んだ。


【レベル5 他人の手助けがあったため、強制リトライ】
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