RealGameー恐怖は終わらないー
家に帰った時はすでに日が昇っていて、お父さんは朝食もとらずに仕事へ行った。


そしてあたしは……。


リビングの床に投げっぱなしになっていた携帯電話を見つめた。


【ゲームクリア】


いつもの血文字が浮かんでいる。


あたしは、ただボーッとしてその文字を見つめていた。


もう、なにもかもが嫌だった。


どうしてこのゲームをしなきゃいけないのか、どうしてゲームはあたしを選んだのか。
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