RealGameー恐怖は終わらないー
カギの隠し場所
その夜あたしはいつ消防車の音が聞こえてくるかとビクビクし、ろくに眠れなかった。


ゲームはこちらの都合など考えてはくれない。


それは突然にやってくるのだ。


睡眠不足のまま朝になり、tamaという人の手がかりがないかとパソコンを開いたとき、ついに消防車の音が聞こえてきた。


あたしはハッとして窓へかけより、その音がどっちへ向かっているのかを確認した。


ここから少し離れた場所には閑静な住宅街があり、その中のどれか1件が火事になっていることは間違いなかった。
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