RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

そして車を走らせること2時間半。


車は山道へとさしかかっていた。


あたしの言った通り雨は降り続けていて、朝よりも少し大粒になっていた。


「すげぇな。芹香の言った通りこの辺も雨だ」


「でしょ? だから危ないの」


ゆっくりと進んで行く車に、あたしは神経を尖らせてガードレールの下へ続く崖を見つめていた。


ゲームをしてから随分時間がたったから、きっと事故はもう起きている。


早くみつけださないと、2人の体力も消耗していくだろう。
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