RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

その後、爆発音を聞きつけた温泉地の人たちが次々に駆けつけてくれたけれど、そこからどうやって家に帰ったのか覚えていない。


気が付けが、あたしは放心状態でリビングのソファに座っていた。


同じように、病院から戻って来た両親が放心状態でジッと嗅ぐの木目を見つめている。


「……どうして……こんなことに」


リビングに置きっぱなしになっているノートパソコンに目を移す。


ほんの数時間前までここにいた颯真お兄ちゃん。


一緒にパソコン画面を見つめていた。


【リアルゲーム】の大きなヒントまで教えてくれた。


それなのに……。
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