RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

ろくに睡眠も取らず、食欲もないあたしの体はボロボロの状態だった。


体は鉛のように重たくなり、歩くだけでフラフラする。


けれど、携帯電話を壊したことであたしの中で何かが吹っ切れていた。


制裁として殺しに来るなら、来るといい。


もうあのゲームをしないでいいと思うと、心の重みはスッと取れて綺麗になくなっていたのだ。


あとどれくらい生きられるんだろう?


いつ、ゲームはあたしを殺しに来るんだろう?


時々そんな事を考えるけれど、穏やかな気持ちだった。
< 344 / 525 >

この作品をシェア

pagetop