RealGameー恐怖は終わらないー
逃れられない恐怖
携帯ゲームはあたしを殺しに来たのだと思ったけれど、それは違った。


画面に表示されていたのは、次のゲームへ進む画面。


そしてその下には【わたしを破壊したことにより、負傷レベルマイナス6 残り1】という文字。


「どうしても……逃げられないのね」


あたしはその画面を見つめて呟いた。


ゲームから逃げられるのなら死んでもいい。


そう思っていたのに……。


ゲームはいつまでもあたしにまとわりついてくる。


逃げることは許されない。
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