RealGameー恐怖は終わらないー
電話
電車での気分転換は最低なもので終わった。


最初から死ぬとわかっているのだから、助けられるんじゃないか。


そんな事を考えていた今朝のあたし。


でも、実際は無理だった。


一歩も動けなかった。


手を差し出すことさえ、無理だった。


それ所か、あたしは男に対して激しい嫌悪感を覚えていた。


たどり着いた駅の近くの公園で、あたしは座っていた。
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