RealGameー恐怖は終わらないー
「何を言っているの、芹香」


少し怒っているような、険しい口調だ。


「もしもの話だよ?」


「もしもでも、そんなことあるワケないでしょ!? 芹香のせいだなんて、そんなこと……!!」


そう言うお母さん声は、なぜだか泣いているような気がした。


「……ごめんお母さん。今の言葉は忘れて」


そう言い、あたしは残りのジュースを飲みほして立ち上がったのだった。
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