RealGameー恐怖は終わらないー
今にも飛び降りてしまいそうなその生徒。


両手を真横へ伸ばし、まるで羽が生えた鳥のようにその場に立つ。


「待って!!!」


あたしは叫びながら走っていた。


生徒が振り返る。


その顔には見覚えがあった。


悲しそうな瞳。


頬には涙のあとがあり、キラキラと太陽に照らされてい光っている。


あれは……。


あの生徒は……。
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