RealGameー恐怖は終わらないー
事故か何か起きたんだろうか?


そのせいで記憶が飛び、そして今ここにいるということ?


わからなくて、あたしはゆっくりを両腕を動かしてみた。


両腕は鉛のように重たく感じたが、どうにか動かすことはできるようだ。


体に繋がれたたくさんの機械がピッピッと、定期的に音を立てている。


その時だった、病室のドアが開く音がした。


あたしはゆっくりと顔だけ動かし、そちらを見た。


そこにはお母さんが立っていて、手には白い花瓶。


その花瓶には青やピンクの様々な色の花が飾られている。


「お……かあさん?」
< 399 / 525 >

この作品をシェア

pagetop