RealGameー恐怖は終わらないー
そこにはさっきと同じように目玉が浮かんでいる。


あたしはその目玉に釘づけになった。


この目……どこかで見たことがある目だ。


ドクドクと痛いほどに心臓が早くなる。


「あなたは……誰……?」


あたしは目に向かってそう言った。


すると、目は笑った。


微かに細められた目。


と、その瞬間。
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