RealGameー恐怖は終わらないー
「このゲームはまだ開発途中なんだけど、どうかな?」


金利君がそう聞いてきた。


「いいんじゃないかな? 楽しいよ!」


そう答えたとき、あたしは体のバランスを崩した。


あ……っ!


と思った時には、隣のノートパソコンを巻き添えにしてこけていたんだ。


「痛たぁ……。あ、ごめん、パソコンが!」


「パソコンは大丈夫だよ、ケガはない?」


クスクス笑いながら手を差し出してくれた金利君。


でも、拾い上げたノートパソコンを見た瞬間、顔色を変えた。
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