RealGameー恐怖は終わらないー
一瞬にして険しい表情になり、ジッと画面を見つめている。


「ご、ごめん……」


なにか不具合でも起きたのかと思い、あたしは過った。


けれど、金利君も他のクラブもメンバーたちもその画面に釘づけになった状態で何も言わなかった。


ただ、あたしが部室を出ようとした時に「これはすごいゲームができるぞ」と、誰かが呟いた声だけ、聞こえてきた。

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