RealGameー恐怖は終わらないー
布団から顔だけのぞかせて、部屋の中を見回す。


バイブ音がするようなものは、なにも置いていない。


なにも……。


ふと、テーブルに置いたままの携帯電話に視線が移った。


まさか……。


不安が胸をよぎる。


また、あの携帯電話だろうか?


あたしはそっとベッドをぬけだして携帯電話を手に取った。
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