RealGameー恐怖は終わらないー
俺も会釈を返して2人にかけよる。


まず最初に何を言ったらいいかわからず、遺骨箱に視線を移した。


「怜央君、今まで芹香と仲良くしてくれてありがとう」


疲れ切った顔でそう言う母親。


一気に何年も年を重ねて老けてしまったように見える。


相当疲れているんだろう。


「あの……芹香の中学時代のアルバムを見せてもらえませんか?」


「……アルバム?」


首を傾げ、父親と顔を見合わせる。
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