RealGameｰ恐怖は終わらないｰ

俺は順番にその名前を、写真の裏に書いて行った。


右から金利星斗、石村環、そして……山路結登（ﾔﾏｼﾞ　ﾕｲﾄ）。


「金利星斗、石村環、山路結登」


それぞれの名前を読み上げてみる。


どこかで聞いたような響きだった。


一体どこで聞いた覚えがあるのだろう？


思い出せなくて、俺は眉間にシワを寄せたまま天井を見上げた。


そして、視界の端にパソコンが写り込んでいる事にきがついた。


「パソコン……」


呟き、ハッと息を飲む。