RealGameー恐怖は終わらないー
少し青い顔をした山路看護師は、しぶしぶ登録画面に記入していく。


「このゲームを知っているって、どういうことですか?」


「このゲームね、弟が作っていたのよ」


「弟が……!?」


俺はポケットに入れてきた写真を思い出す。


山路結登。


やっぱりここと繋がりがあったのか。


「そうよ。試作品をやらせてもらったことがあるわ。でも、その時はもっと楽しくて可愛かったの」


「それ、どういう事ですか?」
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