RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

商店街までは自転車の2人乗りをして15分程度だった。


夕方になって買い物客が増えているこの時間。


ゴチャゴチャしたアーケードの中を見て俺は一瞬立ち止まる。


「とにかく、女の子を探しましょう。それらしい子を見つけたら携帯で連絡してください」


「一緒に探さないの?」


「これだけ人がいたら別々で探した方が早いと思います」


「そう。わかったわ」


俺たちは別々で女の子を探すことになった。


アーケードの中に足を踏み入れると、人々の熱気で包まれている。
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