RealGameー恐怖は終わらないー
裏口を出てすぐのコンクリートの上にココアはいた。


体は半分に折れ曲がり、内臓が散乱し、目は見開かれ、舌は力なく垂れ下っている状態で。


カタカタと震える体に、急激に吐き気がこみあげてきた。


あたしは立ちあがることさえできず、その場に嘔吐してしまう。


あたしの悲鳴を聞きつけた両親がよくやく起きてきて、あたしはお母さんに引きずられるん用にしてリビングのソファへと寝かされた。


一体なにがあったんだと騒ぐ両親の声を聞きながら、あたしは震える自分の体を抱きしめていた。
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