RealGameー恐怖は終わらないー
☆☆☆

その日、両親はあたしに「気分が悪いのなら学校を休みなさい」と言ってくれたけれど、あたしはいつも通り学校へ向かった。


本当は言葉に甘えて休んでしまいたかったけれど、ゲームのことを怜央に相談したかった。


「ねぇ、怜央」


通学途中、偶然怜央の後ろ姿を見つけたあたしはすぐさま声をかけた。


「なんだ、芹香か。いきなり後ろから来るからビックリするじゃないか」


「ごめん。ねぇ、ちょっと話があるの」


「話? なんだよ、あらたまって」
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