RealGameー恐怖は終わらないー
真剣な表情をしているあたしに、怜央はキョトンとした表情になる。


「ゲームのこと」


「ゲーム? なんだよ、ゲームならお前の方が詳しいだろ?」


「違うの怜央。ちゃんと聞いて!」


『ゲーム』と聞いてすでに興味を失ってしまった怜央の腕を掴む。


「見て、これ」


そう言って、あたしは怜央に携帯電話を渡した。


「お前の携帯壊れているんだろ?」


「そうなの」
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