まだ知らない愛。
「瞬さん、それ何??」
指をさす先には瞬さんの腕。
「あぁ、これは刺青だ」
刺青??なんか聞いたことあるけど…
「綺麗…」
刺青がどうとかよりも瞬さんの腕から肩に巻いている龍とその周りを囲むように咲き誇る桜吹雪。
それは倉庫の部屋で見た龍神の旗と同じくらい綺麗で私は見惚れた。
呼吸をするのも忘れるくらい感動して無言で見つめる私に瞬さんは言う。
「俺が一番好きな花は桜だ」
暴れだす鼓動。
私のことじゃない。
瞬さんは花の桜が好きだと言ったのにまるで私の事を言ったように聞こえてドキドキが止まらない。
だって、優しい綺麗な瞳が私を見つめるから。
「二番目に好きなのは…忘れな草」
「忘れな草?」
「あぁ。小さくて青い花だ」
忘れな草…。
それはまるで忘れないでと言っているような花のように思えた。
指をさす先には瞬さんの腕。
「あぁ、これは刺青だ」
刺青??なんか聞いたことあるけど…
「綺麗…」
刺青がどうとかよりも瞬さんの腕から肩に巻いている龍とその周りを囲むように咲き誇る桜吹雪。
それは倉庫の部屋で見た龍神の旗と同じくらい綺麗で私は見惚れた。
呼吸をするのも忘れるくらい感動して無言で見つめる私に瞬さんは言う。
「俺が一番好きな花は桜だ」
暴れだす鼓動。
私のことじゃない。
瞬さんは花の桜が好きだと言ったのにまるで私の事を言ったように聞こえてドキドキが止まらない。
だって、優しい綺麗な瞳が私を見つめるから。
「二番目に好きなのは…忘れな草」
「忘れな草?」
「あぁ。小さくて青い花だ」
忘れな草…。
それはまるで忘れないでと言っているような花のように思えた。