まだ知らない愛。
私は気づかれないように真っ直ぐ自分の部屋へと向かった。

怖い…怖い…
同じ屋根の下に知らない男の人がいる…
怖い…
震える体を抑えるように自分の腕で自分を抱きしめた。


その夜は眠れなかった。
体の震えも止まらなかった。
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