まだ知らない愛。


その男はニタニタと笑っていて
私を何度もいやらしい目で舐めるように
見てきた。

気持ち悪い…!!!
怖い…!逃げなきゃ…!!!!

背中に冷たい汗が流れた気がした。
怖い…
逃げようと思っても男は部屋の前に
立っているから逃げれない。

どうしよう…
どうしたらいい?

パニック状態の私はどうしたらいいのか
分からず迫ってくるその男から
後ずさりで逃げるしかできない。
「やめて…お願い…」

自分の背中に壁を感じた。


あぁ、もう逃げれない…。


「やっぱり桜ちゃんは可愛いなぁ」
そう言って私を見てくる目。
そのいやらしい目に吐き気がする。

やめて…!

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