まだ知らない愛。

首から胸元へとだんだん下がっていく
男の唇。
吐き気がするくらい気持ち悪い。



大丈夫、すぐ終わる。
こんなの慣れてる。大丈夫。



私は抵抗をやめて静かに目を閉じた。



頭上から聞こえる気持ち悪い男の吐息。
私の体に入ってくる男のモノ。
揺れるベット。動かない私の体。



瞬さん達が知ったらどう思うだろう?
こんな汚れた私なんて嫌いになるかな?


嫌だなぁ…。



静かに、静かに私は涙を流した―……。




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