まだ知らない愛。
もともと私は色素が薄い。
だから髪の毛は明るめの茶色だし、
私の瞳も茶色い。
血液も少ないからよく貧血を起こすし
肌も白い。

でもこんなんだから不良と思われて
よく先生や先輩に呼び出しをくらっていた。



「俺も風呂入ってくるから」
「わかった」
私の髪を乾かし終わった瞬さんは私に
オレンジジュースを渡してお風呂へ行った。

一人になったこの部屋を見渡すと
本当に物が少なくて寂しくなった。

いつも瞬さんはここで一人で暮らしてるんだ…
寂しくないのかな?
一人で寂しくないのかな?

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