ウソツキ×ドール
あ、ニンジンがいつもより少し程度だけど安い
だからってピーマンを高くするのかよ





「おい!ほの荷物もち置いて何処に行くつもりだったんだよ!」





ものすごく、どうでもいい
一応・・番号持ってるんだからさぁ、大丈夫じゃん呼べば






そう言おうと
あかつきが走ってきた方向を見ようと目線を動かせば






「ほの・・・目つきが鋭い・・・」






そりゃそうだ




「あかつきーこの後ね・・・・タイムセールがあるのよ」




「それがなんだよ」





馬鹿か!?あかつき、君は馬鹿なのか!?
タイムセールの素晴らしさを知らないなんて・・・・





ちなみに、今日は卵がお安くなり、緒1人様2パック!あかつきもいるから4パック
卵料理ってたくさんの種類の料理が作れるから・・・買わなくちゃ!!






「アタシが卵のほうに行くから、コレかごに入れといて」





そういってアタシは買い物メモをあかつきに渡して
制服の上をネクタイとYシャツだけにしてそのYシャツを腕まくりし、戦場へ向かった








     *








「4つとも取ってくるとか」



ほの実はかなりの主婦じゃねえか
世間の人が突っ込むようなことではないことを言って来た





「ふふん☆・・・あ、だからって家に上がらないでよね?家掃除してないから」





「ちえっじゃあ今度」




「都合が良かったらね」







すっかり日が暮れてしまい荷物もち兼ボディーガードのあかつきに送られながら家へと向かう
そして今日は天ぷらにするか、フライにするか迷う







「あかつきは天ぷらとフライどっちが好き?」





隣を並んで歩いていたアタシ達なんとなく、今晩の迷っているものをあかつきの意見で決めようとしているのは誰も突っ込むな







そして、声を掛けただけなのにあかつきは普通じゃありえないくらい驚いていた。
確かに急に声をかけるのは悪いけれど・・・・。
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