ウソツキ×ドール

少年の主張

気を紛らわす、そんな意味で今俺は真っ白な紙に向かっている





「白峰は・・・・寒がりの和菓子屋の娘?」



俺の勝手なイメージで下見ねって和服が似合いそうだな・・・・と思ったから
だったら俺のイメージを実現しようじゃねえか!!




そういう意味だから






「九重、きょえ、羽毛は・・・・・そのままの口調で・・・・3人の性格を逆転させるか」





おもしろそうだろ?





「じゃあ・・・・・ほのって、俺とカップル役・・・?」




『好き?』



「・・・・。」



――――好き?





なんで、どうして?俺・・・・ほののあの言葉が頭から離れないんだよ





そりゃ、さっきはボーッとしてたから
好き?と聞かれたかと思っただけなのに



だから答えがあやふやになったのに






絶対あれは無意識の幼げな笑顔
そして夜の光?をあびる髪






「ーーーーーっ!」





実のことを言えば、



ちょっと前から俺達は毎日会っているからありえない



そう思って






この答えを消し去っていたのに




ほのの馬鹿






「自覚・・・・しちまったじゃねえか」






もやもやする頭、それを整理しなきゃいけない
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