ウソツキ×ドール
「さっすがこの映画のヒロインっ!!」


「いった!!痛いって」





背中をバシバシ叩いてごまかすしかないじゃねえか
そんなわかりやすい態度
俺が照れるじゃねえかよ






・・・・ていうか、皆静かじゃないか?
なんて思って
皆の方を見つめる





「・・・・」


「・・・あ、気づいた」


「遅い」







ビデオカメラを構えるゆーやを発見






「え、ちょっと待ていーや・・・いつから撮った」


「え~ここら辺?」





お忘れだろうから言っておく
こいつ、ゆーやはビデオカメラを常日頃持ち歩いている
さっきまでの一連の流れを全てが収められている






「綺麗にとれていますね」


「ゆっくん写真部に行けば良かったのに」


「だってさ~決められたお題とか撮るのって嫌だし」





そりゃごもっとも





「・・・・それに皆とのほうが楽しいし」





よく言った!!
そして下校時間を告げる音も聞こえる

だから俺たちは帰ることになった





夜空も見たかったなんて各自感想を持って




そんな中ほのは俺の方に近づいてきて





「掃除一人でご苦労様」


「えっ!?」





ニヤッと笑って帰っていくほの
これって・・・・おい






「言い逃げとか卑怯だろ?」




また1つほのにやられた
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