ウソツキ×ドール
そんな回想を止めにして、アタシは今行っている今日の部活動に集中しなきゃ!
ということできったない字を頑張って解読することにした




「やっぱりヒロインはほのかよね、学校の人気者だし」





「あのね、そういうのは演技力がすごいからっていう理由が・・・嬉しいな」






ちょっと傷つきましたという演技で言ってみると
周りの皆はオロオロし始めて、少しおもしろいそう思ってしまった





「かわいそうだねーやっちゃん」





あはは~と無邪気に笑ういーやに真っ黒い笑顔を向けると即座にその笑いは消えた
そんな空気はなかったかのようにあかつきが





「脚本は勿論俺がやる」





この前の新歓(世に言う新入生歓迎会)の部活動発表の時もちょっとした映画を作ってそれの紹介映像の脚本も手がけたのが、あかつきだから誰からも反対はなかった。





ただし、内容はがっつりと青春系だったから
今回の作る内容では―――――。






「あかねも参加したほうがいいんじゃない?」





「えぇ、オカルトやホラーも興味はあるから・・・いいわよ?」







あかねは眼鏡をキラッと光らせた上に目も輝いた
そんなにやりたいのかと思える







「ほのはどんな役をやりたいとかあるか?」





前回はがっつり爽やかマネージャーだった
だから別のがいい、そういうと





「よし、ツンデレの高嶺の花美少女!!」





うわーコイツ趣味悪






そう口には出さないけれど、顔は引きつらせておいた
そうすると、いーやが





「趣味わるっ」





あかつきが、いーやの方を向いたのと同時に自分の髪をいじりだしていた
そんな行動をしてごまかすくらいなら、言うなよ・・・・





ギャーギャー文句言う部長さんに
いーやは2人はどう思う?




そう質問してきた、だから




あかねと顔を合わせて微笑みあい、いーやとも顔を合わせたあと






『ないわー』





その見事に合わさった声に




「ひでえっ!!えげつない!!人間としてどうなんだあああ!!」




その声が廊下に響き渡り、近くに居た先生に怒られました
全員
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