ウソツキ×ドール
彼女達は一瞬ポカーンと顔がしていたけれど、急に顔の表情がキリッとまではいかないけれど、しっかりとした先輩を慕う後輩の顔で






「何故、2人だけなんですか?」





あれ?そういえば、どうしてだっけ?
どういう意味だっけ、あかつき。




アタシはそんな意味であかつきの方を見ようと、顔を動かせば
あかつきもアタシのほうを見ていた





「・・・っ!?」




目が合ったんだけれど・・・?今






なんとか思い出そうと、持っているものを見るしかない、だからあかつきやアタシが持っているもので思い出す




「先生に決まった予定と今日の活動記録をみせるからだよ・・・確か」





少し間を空けてからあかつきは何かを考えるかの動作をして
思い出したかのように





すっきりとした表情で







「それだ!!ナイスほの!!」





右手を出しているからきっとハイタッチだろうかな?
だからアタシも





「でしょ?もっと褒めてよあかつき」




パアンっ



と快い音を手から出す






周りからはきっと




―――――――うわぁー仲がいいですねー(若干引き気味)
という反応






「明日の午前中に決まったことをプリントで手渡すね」




待っててねとアタシは微笑む





そしてあかつきと職員室に入るとすぐに顧問を捜す
見つけたから、顧問にプリントと活動内容の書かれたノートを差し出す





「さっきの話が聞こえたんだけど・・・相変わらず、個性的ね~」





確かに、確かにそうだよね?




まず入部動機がすごかった




演劇部に入部予定だったアタシ

オカルト研究部に入部予定だったあかね

被服研に入部予定だったりったん

特に入りたい部活のなかったいーや

アタシに憧れて入部してくれたさな

映画好きで、入部してくれた羽毛。


そんな好きな好みがばらばらな皆を集めた





青春好きヤローのあかつき







「ふふ、そうですね」


「ほの!?」




俺は絶対に違うからな!?
そう反抗しているけれど



君が一番個性的だよ?そんなメンバーを集めたんだから
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